Windows Live Sync。

今回はWindows Live Syncについて。

前回はDropboxについてだったけども、Dropboxでは容量の上限、通信速度から、扱える(扱おうと思える)データに限りがある。
軽いファイル(テキストなど)がメインならばかなり便利なサービスだろうが、動画ファイルや音楽ファイルなどの大容量データを扱うのには適していないように思える。
テキストファイルなどは修正をすることが多いのに対し、動画や音楽ファイルは修正ではなく、新規追加していくことが多いと思われる。そうなると、やはり通信速度も重要になってくるだろう。

Windows Live Syncは、Dropboxでは扱えないようなファイルの同期に使用することにする。

LiveSyncでは、同期対象となるフォルダを自由に指定できる。
最大20フォルダまで追加でき、各フォルダに2万ファイルまで という制限がある。容量の制限はないようだ。

なぜ容量の制限はないのだろうと考えていたが、LiveSyncではMicrosoftのサーバにファイルを保存しているわけではない。ファイルの一覧などを保存しているだけなのだ。実データは同期対象のPCにしか保存されていないし、それらにしか転送されない。

実データは自分のPCにしか保存されないので、同期を行うためには、同期対象となるPCを起動していないとダメなのだ。実データはP2Pで転送される。ちなみに、UPnPを使っていくつかのポート設定を行い、ひとつでも通過できれば、そのポートを使って転送をおこなうようだ。

デスクトップPCを使っているときには、ノートPCを起動することはあまりない。自分の場合はデスクトップがメインで、ノートはサブである。そのため、この2PC間では同期がうまく行われないことになる。

しかし、LiveSyncでは、同期対象となるフォルダごとに、同期する対象PCを選択できる。
それも、2PCに限定されているわけではない。そのため、デスクトップとノートの2PCだけで同期を行うのではなく、間にもう1台PCを挟めばよいわけだ。もちろん、そのPCはサーバのことである。常時起動のPCであるからこそ、真価を発揮する。

デスクトップ<=>サーバ<=>ノート
という3PCで同期設定を行うことで、ネットにさえつながっていれば、いつでも同期が行われることになる。
デスクトップとノートを同時に起動するようなことがあれば、そのときはその2PC間(サーバも合わせれば3PC)で同期が行われる。

 

Dropboxで扱うには大きすぎるデータ、例えば音楽ファイル群を同期対象にしてあるため、今はその3PCに保存されているデータは同一となっている。

転送速度はP2P通信なので速いはずなのだが、今回試した分ではなぜか100~200KB/sしか出ていなかったと思う。ポートフォワードの設定を見直したりしているところなのだが、なぜかあまり速度がでない。どうにかしたいところだ。

とにかく、LiveSyncはDropboxに適さなかった分を補える形になった。
この2つを使うことで、さまざまなファイルの同期が一気に便利になった。

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