NEC UNIVERGE IX2015でIPv6 IPoEとDS-Liteを使用する。

IX2015はFastEthernetな機種なので、今からメインで使うことはないですが、IPv6 IPoE・DS-Liteのテストとして試しに設定してみました。
手元の環境がひかり電話なしのため、RA方式でIPv6アドレスを受け取る設定です。

http://jpn.nec.com/univerge/ix/Support/ipv6/index.html
基本的には公式の設定事例を参考にしているため、最新の情報はそちらを参照してください。
また、フィルタの設定を行っていません。ほぼ最低限のコンフィグのみです。

LAN側IPv4設定

FastEthernet1/0.0 をLAN側とし、インターフェースにIPv4アドレスを割り当て、DHCPを有効にします。

ここまで設定すると、FE1/0.0に繋いだ機器は192.168.1.0/24のIPアドレスが振られ、 ping 192.168.1.254 を実行するとIX2015から応答が返ってくるでしょう。

WAN側IPv6設定

FastEthernet0/0.0 をWAN側とし、インターフェースにフレッツNGNのRA+DHCPv6でIPv6アドレスを割り当てます。FE0/0.0ではIPv4を無効化しています。

ここまで設定すると、IX2015のコンソール上から外部のIPv6アドレスに対して ping6 2001:4860:4860::8888 などを実行すると、応答が返ってくるでしょう。

DS-Lite設定

Tunnel0.0 にDS-Lite用のIPv4 over IPv6トンネルを設定し、IPv4のデフォルトルートとします。

tunnel destinationで指定したDS-LiteのAFTRと呼ばれるアドレスは、NTT東日本での一例です。
最新のアドレスは、 http://www.mfeed.ad.jp/transix/ds-lite/ にある設定例などから確認してください。

また、IX2015の最終バージョンであるVer 8.3.49では、 proxy-dns ip enable request both というコマンドが使えず、IPv4で受けたDNS問い合わせをIPv6で上位に問い合わせることができないため、ここではGoogle Public DNSの8.8.8.8と8.8.4.4を設定しました。

ここまで設定すると、FE1/0.0に繋いだ機器からIPv4のインターネット接続が可能になっているでしょう。
機器側でのIPv6接続が不要であれば、ここまででおおよそ快適なインターネット接続が可能でしょう。

IPv6 IPoE設定

FastEthernet0/0.0 と FastEthernet1/0.0 の2つのインターフェース間で、IPv6のパケットのみブリッジするよう設定します。

ここまで設定すると、FE1/0.0に繋いだ機器からIPv6のインターネット接続も可能になっているでしょう。

IX他機種での設定

同世代以降のNEC UNIVERGE IXシリーズであれば、ほぼ同様の設定が使えます。

IX2005でも同様に設定して通信ができることを確認しました。これらの機種はFastEthernetのため、スループットは90Mbps程度で頭打ちしてしまいます。

DS-LiteやIPv6 IPoEの速度を十分に活用するには、GigaEthernet機種での使用をおすすめします。

フレッツ光の回線を光配線方式(小型ONU)に変更した。

かねてからの願望の一つであった、フレッツ光のギガ化、しかも小型ONUでの導入ができました。

回線は、フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプで、ひかり電話なしの契約です。
ちなみに、工事費は16,200円(税込)でした。高いけど、しょうがない。

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白いほうのケーブルが小型ONUに繋がるもの。スイッチの機種はH3C(HP)のS5100-8P-SIです。同じくH3CのS5100-24P-EIでも動きました。そりゃそうか。

これとは別に、TP-LINKのT1600G-28TSでは動きませんでした。T1600G-28TSは、SFPインターフェースにはspeed 1000とduplex fullが固定で設定されているのですが、どうやら私の持っている三菱製の小型ONU(GE-PON<M>A SFP-ONU<1>S)ではDuplexはオートネゴシエーションで決めないといけないらしく、スイッチ側にduplex autoを設定しようにも設定できなくて、使えませんでした。

一見設定できそうなのに、実際には設定できません。この仕様はちょっと残念です。
このため、上記の写真は、S5100-8P-SIはduplex autoで小型ONUを受けて、duplex fullでT1600G-28TSに流すだけの接続方法になっています。

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ちなみに、小型ONUの発熱は全く気にするレベルではなかったです。FLIR ONEで撮影してみましたが、このように、40度程度です。
左のRJ45ポートなどを見てわかるように、背景画像とサーモグラフィのズレがあります。なので、本当に発熱しているのはもう少し奥の、発熱注意のシールが貼られている箇所ですね。


小型ONU自体はまだ数日しか使っていませんが、さすがに1Gbpsの回線だけあって、上下500Mbpsくらいは安定して出ていますし、とても満足しています。

以下は、今回の回線変更についての経緯や申し込みのやり取り、スピードテストなどの駄文です。

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nasneとChinachu βで録画予約情報を同期する。

この記事は DTV Advent Calendar 2016 18日目の記事です。

※以下の記事はChinachu βを対象としています。γへのアップデート後に動かないことを確認しましたので、あくまで参考としてください。

PCでDTVを楽しんでいるみなさん、いかがお過ごしでしょうか。私はChinachuを使いこなしたいと思うばかりの日々を過ごしております。

ところでみなさん、録画予約はどのように行っていますか?私は4半期ごとに(!)キーワードを登録したり、たまにWUIからポチポチと予約を入れていました。
nasne好きな私としては、主としてnasneで録画予約をしているので、それをChinachuでも録画予約するというのは面倒でつい忘れてしまいます。録画環境が複数あると、管理がめんどくさくなるんです。

nasne好きだけど、Chinachuも使いこなしたい。その想いから「録画予約情報を同期」という遊びに至りました。

nasneにはHTTPで通信できるJSON APIが存在しますし、Chinachuにも普通にJSON APIがありますので、それらを使えばアレコレ実現できそうです。
以下のようなスクリプトで、nasneに入っている録画予約情報をChinachuへ登録することができました。cronなどで定期実行することを想定しています。

これを利用することで、nasneにCHAN-TORUやtorne mobileなどから予約を入れておけば、外出中でも簡単にChinachuへの録画予約まで済ませられるんです!ちなみに我が家はBS/CSが映らないため、BS/CS対応はありません。

Chinachu側の番組表に見つからなかったもの(=放送予定なしや、番組表未更新によるもの)は同期されていませんが、それ以外は「手動」扱いでちゃんと予約されています。
synced-reserves

自分用のスクリプトでは、逆方向のChinachuからnasneへの同期にも対応しているのですが、いろいろと値が決め打ちの箇所があるため、今回は晒しません。良い感じのスクリプトが書けたら、あらためて公開するでしょう。これがあると、Chinachuを介してnasneでキーワード録画ができますね。

EpgTimerを使っていた頃にも、Reserve.txtに同期するスクリプトを動かしていましたが、Chinachuに移行してみて、JSONのAPIがあるとやはり扱いが楽で良いですね。APIを使って、快適録画ライフを送りましょう!

DTV Advent Calendar 2016 19日目、明日は @ryoi_ さんです。

Docker上でOpenWrtのビルドを行う。

先日、自宅ラック勉強会に参加しました。しかも珍しいOpenWrtについての勉強会です。
自宅ラック勉強会 #4.0 2015 ダンボー、OpenWRT、SoftEther、さぁハックの時間です。
家庭用ルーターを中心としてOpenWrtについてアレコレ、なかなか濃い勉強会になりました。

その際、OpenWrtのビルドを行う必要があったのですが、どうにもビルド環境を作るのが苦手なので、当初はOpenWrt Buildroot環境が整った既存のDockerイメージ(noonien/openwrt-buildroot – Docker Hub)を使うことにしました。

が、問題もあって、OpenWrt Barrier Breaker 14.07用であったり、Dockerfileのベースイメージであるubuntu:14.10がLTSではないためにapt-getしてもリポジトリが無くなっていました。

そこで、どうせなら自分用にDockerfileを作ってみようと思い立ち、試行錯誤しながら作成しました。勉強会後に手直ししています。
falms/docker-openwrt-buildroot – GitHub
安定志向のため、masterではなく15.05ブランチを使っていますので、PLANEX DB-WRT01のサポートは入っていませんのでご注意ください。
SoftEther VPNもインストールする想定であったため、el1nさん作成のOpenWRT-package-softetherもデフォルトで入れてみました。

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QNAP Turbo NAS TS-120/TS-220にOpenSSHをインストールした。

QNAPのNASにはApp Centerというアプリストアがあり、そこからたくさんのアプリをインストール可能ですが、qpkgファイルを使って手動でインストールすることも可能です。

従来、QNAP NASにOpenSSHをインストールしようとすると、パッケージ管理システムのOptware IPKGのqpkgファイルをインストールし、ipkgコマンドを使えるようにする必要があったらしいのですが、どうやら今はOptware IPKGが非推奨となったそうで、必要なファイルが見つかりませんでした。
そのため、以下のWikiの情報は既に古いようでした。
http://wiki.qnap.com/wiki/Install_Optware_IPKG

じゃあどうするのか。どうやら今はQnapwareという、パッケージ管理システムを使うようです。
http://forum.qnap.com/viewtopic.php?f=320&t=100843
http://forum.qnap.com/viewtopic.php?f=11&t=70425
上記の手順に沿って作業します。

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OpenWrt Chaos Calmer 15.05-rc1

https://openwrt.org/

OpenWrtの最新版、Chaos Calmer 15.05のRC1が公開されましたので、今回もBHR-4GRVにWZR-HP-G450H用OpenWrtをインストールしました。

使用したファイルは以下のもの。
https://downloads.openwrt.org/chaos_calmer/15.05-rc1/ar71xx/generic/
> openwrt-15.05-rc1-ar71xx-generic-wzr-hp-g450h-squashfs-tftp.bin
今回から、ファイル名にOpenWrtのバージョンがつくようになったんですね。分かりやすくて助かります。

さて、今回のRC1では、Known Issuesが二つ書かれています。どちらもopkgにかかわる箇所ですので、早々に修正しておきます。

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ASUS RT-N66UがAndroid USBテザリングとOpenVPNに対応してた。

一万円ちょっとする、11n対応のルーター ASUS RT-N66U が、いつの間にやらAndroidのUSBテザリングとOpenVPNに対応していました。と、前ポストと同様の書き出し。

おそらくどちらもアップデートでの対応で、初期は対応していなかったのだと思います。

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NETGEAR GS116EがWeb GUIに対応してた。

一万円ちょっとで買える、VLAN対応の16ポートスイッチ NETGEAR GS116E が、いつの間にやらWeb GUIに対応し、Windows以外でもブラウザを使って設定変更できるようになっていました。

同社のProSafe Plusシリーズのスイッチには、以前からVLANやQoS、ポートミラーリングなどの機能が備わっており、安価なスイッチの中では人気があったように思います。ただ、多くのレビューでは、その欠点として「設定はWindowsアプリケーションからのみ」という制限が挙げられていました。

GS116Ev2/JGS516PE Firmware Version 2.0.1.8
http://kb.netgear.com/app/answers/detail/a_id/24472

しかし、1月のファームウェアアップデートによって、16ポートのGS116Eにおいて、Web GUIのサポートが追加されています。8ポートのGS108Eには同機能を含むアップデートは(今のところ)ないようです。もうすぐ国内販売が開始されるGS105Eにもないでしょう。

残念ながらTelnetやSSHでの接続には対応していないのですが、これでひとまずWindows縛りは緩くなったでしょう。購入時にはこのファームウェアは入っていないと思われるため、初回アップデート時にはWindowsが必要です。

以下、いくつかスクリーンショット。

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I-O DATA WN-TR2文鎮化。

I-O DATAの WN-TR2シリーズ 、黒色のWN-TR2Kを中古で買って使っていたのですが、先日文鎮化しました。

というのも、ASUSの WL-330NUL のファームウェアを上書きしたのち、立ち上がらなくなりました。同様の製品で余計なヘッダを削ればファームウェアに互換性があるとの判断でしたが、大きな誤りだったようです。
よく見るとWL-330NULはUSBが給電だけではなくて、USB NICになるタイプのようですね。見落としていました。

そんなWN-TR2ですが、別のファームウェアで動くものもありました。こちらが一応本題。

動いたファームウェアはEdimaxの BR-6258nL のものです。
Webインターフェースからは更新できなかったのですが、TFTPでの転送で更新することができました。この機種では電源投入時にWPSボタンを押しっぱなしにすることで、192.168.1.6でTFTPDが立ち上がるようです。

BR-6258nLのファームウェアのほうが多機能なのですが、WISP Modeがちょっと扱いづらかったり?と、不満があったのでWL-330NULで上書いてしまおうとしたのでした。今となってはただの文鎮です。ご注意ください。