投稿者「F@L」のアーカイブ

nasneとChinachu βで録画予約情報を同期する。

この記事は DTV Advent Calendar 2016 18日目の記事です。

※以下の記事はChinachu βを対象としています。γへのアップデート後に動かないことを確認しましたので、あくまで参考としてください。

PCでDTVを楽しんでいるみなさん、いかがお過ごしでしょうか。私はChinachuを使いこなしたいと思うばかりの日々を過ごしております。

ところでみなさん、録画予約はどのように行っていますか?私は4半期ごとに(!)キーワードを登録したり、たまにWUIからポチポチと予約を入れていました。
nasne好きな私としては、主としてnasneで録画予約をしているので、それをChinachuでも録画予約するというのは面倒でつい忘れてしまいます。録画環境が複数あると、管理がめんどくさくなるんです。

nasne好きだけど、Chinachuも使いこなしたい。その想いから「録画予約情報を同期」という遊びに至りました。

nasneにはHTTPで通信できるJSON APIが存在しますし、Chinachuにも普通にJSON APIがありますので、それらを使えばアレコレ実現できそうです。
以下のようなスクリプトで、nasneに入っている録画予約情報をChinachuへ登録することができました。cronなどで定期実行することを想定しています。

https://gist.github.com/falms/ae37a10c326e0ba39a3cd62c7e523f3d

これを利用することで、nasneにCHAN-TORUやtorne mobileなどから予約を入れておけば、外出中でも簡単にChinachuへの録画予約まで済ませられるんです!ちなみに我が家はBS/CSが映らないため、BS/CS対応はありません。

Chinachu側の番組表に見つからなかったもの(=放送予定なしや、番組表未更新によるもの)は同期されていませんが、それ以外は「手動」扱いでちゃんと予約されています。
synced-reserves

自分用のスクリプトでは、逆方向のChinachuからnasneへの同期にも対応しているのですが、いろいろと値が決め打ちの箇所があるため、今回は晒しません。良い感じのスクリプトが書けたら、あらためて公開するでしょう。これがあると、Chinachuを介してnasneでキーワード録画ができますね。

EpgTimerを使っていた頃にも、Reserve.txtに同期するスクリプトを動かしていましたが、Chinachuに移行してみて、JSONのAPIがあるとやはり扱いが楽で良いですね。APIを使って、快適録画ライフを送りましょう!

DTV Advent Calendar 2016 19日目、明日は @ryoi_ さんです。

Docker上でOpenWrtのビルドを行う。

先日、自宅ラック勉強会に参加しました。しかも珍しいOpenWrtについての勉強会です。
自宅ラック勉強会 #4.0 2015 ダンボー、OpenWRT、SoftEther、さぁハックの時間です。
家庭用ルーターを中心としてOpenWrtについてアレコレ、なかなか濃い勉強会になりました。

その際、OpenWrtのビルドを行う必要があったのですが、どうにもビルド環境を作るのが苦手なので、当初はOpenWrt Buildroot環境が整った既存のDockerイメージ(noonien/openwrt-buildroot – Docker Hub)を使うことにしました。

が、問題もあって、OpenWrt Barrier Breaker 14.07用であったり、Dockerfileのベースイメージであるubuntu:14.10がLTSではないためにapt-getしてもリポジトリが無くなっていました。

そこで、どうせなら自分用にDockerfileを作ってみようと思い立ち、試行錯誤しながら作成しました。勉強会後に手直ししています。
falms/docker-openwrt-buildroot – GitHub
安定志向のため、masterではなく15.05ブランチを使っていますので、PLANEX DB-WRT01のサポートは入っていませんのでご注意ください。
SoftEther VPNもインストールする想定であったため、el1nさん作成のOpenWRT-package-softetherもデフォルトで入れてみました。

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QNAP Turbo NAS TS-120/TS-220にOpenSSHをインストールした。

QNAPのNASにはApp Centerというアプリストアがあり、そこからたくさんのアプリをインストール可能ですが、qpkgファイルを使って手動でインストールすることも可能です。

従来、QNAP NASにOpenSSHをインストールしようとすると、パッケージ管理システムのOptware IPKGのqpkgファイルをインストールし、ipkgコマンドを使えるようにする必要があったらしいのですが、どうやら今はOptware IPKGが非推奨となったそうで、必要なファイルが見つかりませんでした。
そのため、以下のWikiの情報は既に古いようでした。
http://wiki.qnap.com/wiki/Install_Optware_IPKG

じゃあどうするのか。どうやら今はQnapwareという、パッケージ管理システムを使うようです。
http://forum.qnap.com/viewtopic.php?f=320&t=100843
http://forum.qnap.com/viewtopic.php?f=11&t=70425
上記の手順に沿って作業します。

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OpenWrt Chaos Calmer 15.05-rc1

https://openwrt.org/

OpenWrtの最新版、Chaos Calmer 15.05のRC1が公開されましたので、今回もBHR-4GRVにWZR-HP-G450H用OpenWrtをインストールしました。

使用したファイルは以下のもの。
https://downloads.openwrt.org/chaos_calmer/15.05-rc1/ar71xx/generic/
> openwrt-15.05-rc1-ar71xx-generic-wzr-hp-g450h-squashfs-tftp.bin
今回から、ファイル名にOpenWrtのバージョンがつくようになったんですね。分かりやすくて助かります。

さて、今回のRC1では、Known Issuesが二つ書かれています。どちらもopkgにかかわる箇所ですので、早々に修正しておきます。

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ASUS RT-N66UがAndroid USBテザリングとOpenVPNに対応してた。

一万円ちょっとする、11n対応のルーター ASUS RT-N66U が、いつの間にやらAndroidのUSBテザリングとOpenVPNに対応していました。と、前ポストと同様の書き出し。

おそらくどちらもアップデートでの対応で、初期は対応していなかったのだと思います。

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NETGEAR GS116EがWeb GUIに対応してた。

一万円ちょっとで買える、VLAN対応の16ポートスイッチ NETGEAR GS116E が、いつの間にやらWeb GUIに対応し、Windows以外でもブラウザを使って設定変更できるようになっていました。

同社のProSafe Plusシリーズのスイッチには、以前からVLANやQoS、ポートミラーリングなどの機能が備わっており、安価なスイッチの中では人気があったように思います。ただ、多くのレビューでは、その欠点として「設定はWindowsアプリケーションからのみ」という制限が挙げられていました。

GS116Ev2/JGS516PE Firmware Version 2.0.1.8
http://kb.netgear.com/app/answers/detail/a_id/24472

しかし、1月のファームウェアアップデートによって、16ポートのGS116Eにおいて、Web GUIのサポートが追加されています。8ポートのGS108Eには同機能を含むアップデートは(今のところ)ないようです。もうすぐ国内販売が開始されるGS105Eにもないでしょう。

残念ながらTelnetやSSHでの接続には対応していないのですが、これでひとまずWindows縛りは緩くなったでしょう。購入時にはこのファームウェアは入っていないと思われるため、初回アップデート時にはWindowsが必要です。

以下、いくつかスクリーンショット。

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I-O DATA WN-TR2文鎮化。

I-O DATAの WN-TR2シリーズ 、黒色のWN-TR2Kを中古で買って使っていたのですが、先日文鎮化しました。

というのも、ASUSの WL-330NUL のファームウェアを上書きしたのち、立ち上がらなくなりました。同様の製品で余計なヘッダを削ればファームウェアに互換性があるとの判断でしたが、大きな誤りだったようです。
よく見るとWL-330NULはUSBが給電だけではなくて、USB NICになるタイプのようですね。見落としていました。

そんなWN-TR2ですが、別のファームウェアで動くものもありました。こちらが一応本題。

動いたファームウェアはEdimaxの BR-6258nL のものです。
Webインターフェースからは更新できなかったのですが、TFTPでの転送で更新することができました。この機種では電源投入時にWPSボタンを押しっぱなしにすることで、192.168.1.6でTFTPDが立ち上がるようです。

BR-6258nLのファームウェアのほうが多機能なのですが、WISP Modeがちょっと扱いづらかったり?と、不満があったのでWL-330NULで上書いてしまおうとしたのでした。今となってはただの文鎮です。ご注意ください。

2012。

ああ、去年福袋を晒してそれっきり書いてなかったんだなぁ と思いきや、2年前でした。
いつの間にか2回も年があけていました。おめでとうございます。

「この空白の2年間、何してたの?」と聞かれると、
「すみません・・・Twitterにうつつを抜かしていました」とでも答えるしかないでしょう。

過去の投稿を見ると、黒歴史を眺めているような感じで「アァァッ」ってなるのですが、大体そのまま残しておきます。

はてなダイアリーとの使い分けが難しいところですが、何か作ったよ!調べたよ!といったことははてダに、こんなもの買ったよ!とかその他もろもろはこちらに書こうかなと思っています。

というわけで、ここで一区切り。ガラッと変わることを夢見て。