かねてからの願望の一つであった、フレッツ光のギガ化、しかも小型ONUでの導入ができました。
回線は、フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプで、ひかり電話なしの契約です。
ちなみに、工事費は16,200円(税込)でした。高いけど、しょうがない。
白いほうのケーブルが小型ONUに繋がるもの。スイッチの機種はH3C(HP)のS5100-8P-SIです。同じくH3CのS5100-24P-EIでも動きました。そりゃそうか。
これとは別に、TP-LINKのT1600G-28TS v1では動きませんでした。T1600G-28TS v1は、SFPインターフェースにはspeed 1000とduplex fullが固定で設定されているのですが、どうやら私の持っている三菱製の小型ONU(GE-PON<M>A SFP-ONU<1>S)ではDuplexはオートネゴシエーションで決めないといけないらしく、スイッチ側にduplex autoを設定しようにも設定できなくて、使えませんでした。
T1600G-28TS(config-if)#duplex auto - Enable auto duplex configuration half - Force half-duplex operation full - Force full duplex operation T1600G-28TS(config-if)#duplex auto The SFP port only supports 1000Mbps full duplex.
一見設定できそうなのに、実際には設定できません。この仕様はちょっと残念です。
このため、上記の写真は、S5100-8P-SIはduplex autoで小型ONUを受けて、duplex fullでT1600G-28TS v1に流すだけの接続方法になっています。
ちなみに、小型ONUの発熱は全く気にするレベルではなかったです。FLIR ONEで撮影してみましたが、このように、40度程度です。
左のRJ45ポートなどを見てわかるように、背景画像とサーモグラフィのズレがあります。なので、本当に発熱しているのはもう少し奥の、発熱注意のシールが貼られている箇所ですね。
小型ONU自体はまだ数日しか使っていませんが、さすがに1Gbpsの回線だけあって、上下500Mbpsくらいは安定して出ていますし、とても満足しています。
以下は、今回の回線変更についての経緯や申し込みのやり取り、スピードテストなどの駄文です。
自宅の回線事情
自宅では以前からフレッツ 光ネクスト マンションタイプを使っていたのですが、マンション入居時(新築)からLAN配線方式の設備が整っており、そのままずっと利用してきました。
LAN配線方式は、私の場合は壁にLANケーブルのジャックがあるため、PCやルーターをそこにLANケーブルで繋げば良いという手軽さがある一方、100Mbps上限であり、1Gbpsのプランに変更するには、光配線方式に変更する必要がありました。
1Gbpsのプランの中でも、レンタルのルーターは不要なので、シンプルに回線だけを使えるマンション・ギガラインタイプを選びました。また、どうせなら普通のONUやHGWを使うのはやめ、SFP+でルーターやスイッチに接続できる小型ONUでの導入にすることにしました。
申し込みから工事まで
申し込みを行ったのは2016年9月末の話なのですが、工事が2017年1月になってしまったのは、とても時間がかかってしまった例でしょう。
最初はNTT東のWebお問い合わせフォームから始めました。サービスの説明のために電話連絡をするとのことで、直接オペレータとも話し、小型ONUの提供ができるとの説明でした。
ただし、光配線方式での提供がまだないマンションだったため、NTT東がマンション大家へ説明し、マンション共有部の工事が先に行われるという話になりました。
12月の頭にはマンション共有部の工事が完了し、宅内工事日を決定するための連絡がNTT東からかかってきました。が、その内容は「小型ONUの提供は行えない」というものでした。
今日、回線種別の変更についてNTTから電話が来た。以前と回答内容が異なり、ギガラインタイプでは小型ONUの提供は行わないし、過去に行ったこともない との説明。スマートタイプの申し込みなら提供できる可能性があるが、必ずしも希望通りになるわけではない とのこと。
— F@L (@falms) December 9, 2016
小型ONUについて、公式サイトに記載のある内容は誤解を招いているけど実は提供してないんですよ という旨を伝えられて、はぁそうですか、と引き下がってしまったが、改めて確認してもやっぱり提供されないのはおかしい。 https://t.co/59RqIpQQSI
— F@L (@falms) December 9, 2016
ただ、過去にスマートタイプで小型ONU+レンタルルーターを使用していた人がギガラインタイプに契約変更した場合において、小型ONUを返却せず、そのまま使用しているパターンはある との説明。自分もそうすればギガラインタイプで小型ONUが使えるのかと聞くと、保証はできないと。
— F@L (@falms) December 9, 2016
話が違う・・・。時を同じくして、小型ONUの提供が渋られているという噂はTwitter上で見かけていたため、諦めずに問い合わせし続けるしかないと思いました。
小型ONUについて電話でもう一度話した。長時間の質問の後に、ギガラインタイプでも、750円で小型ONUをレンタルできるとの説明に変わった。しかもそれは2カ月ほど前から開始されたメニューだと言う。まだ何か引っかかるぞ。
— F@L (@falms) December 11, 2016
750円でレンタルできると説明された小型ONU、これHGWと間違えてるでしょ。 https://t.co/mgAVojAEzz やっぱりまだ問い合わせないとダメだな。
— F@L (@falms) December 11, 2016
先ほどの「NTT東日本WEB受付センタ」ではなく、普通の問い合わせ窓口に問い合わせし直したところ、やはりレンタル料はかからず、750円はHGWレンタル料金であるとのこと。機材の在庫が確保できれば(ここが不安)、契約を進められるところまで来た。明日連絡してもらえることになった。
— F@L (@falms) December 11, 2016
在庫は契約手続き開始後にしか分からないらしく、とりあえず開始してもらった。モノが無ければその旨連絡してくださるとのこと。面倒な注文に対応してもらえて、オペレーターの方には本当に感謝してる。
— F@L (@falms) December 12, 2016
その後、普通に工事日連絡のSMSが送られてきたので、無事進んだようでした。
そして工事日当日・・・
Check out my @Ookla Speedtest result! What's your speed? https://t.co/QfNUvKxLRf #speedtest
— F@L (@falms) December 21, 2016
工事延期…続きは一ヶ月後…死ぬ。。
— F@L (@falms) December 21, 2016
Speedtestを行って準備万端のはずが、宅内にファイバーを通すための配管に問題があり、再度工事日を設定して終わりになりました。この時の絶望感は半端ではなかったです。高まりに高まったワクワクを返してほしい。
そして工事日(2度目)当日、再度Speedtestして、いつも通りの速度であることを確認。
いつもどーりの92Mbps> https://t.co/avxWV4d5yq #speedtest
— F@L (@falms) January 17, 2017
小型ONU来たんだけど、RAが飛んでこない!!!
— F@L (@falms) January 17, 2017
小型ONUを手持ちのスイッチに繋いでもパケットが流れてこないので、勢いでYAMAHA NVR510買ってきた。これで動くんじゃろ!? pic.twitter.com/SvbkLNKZLu
— F@L (@falms) January 17, 2017
悲しいかな、本当にルーター変えたら繋がっちまった。普通にPPPoEしてこの速度だった。 https://t.co/GTlPNrYC2I #speedtest
— F@L (@falms) January 17, 2017
手持ちのスイッチに小型ONUを収容しても、なぜかパケットが飛んでこず、使えない事態に慌ててビックカメラに走りました。YAMAHA NVR510を購入し、IIJmio FiberAccess/NFのPPPoE設定を投入したところ、上記のような速度で普通に使えることがわかりました。ひとまず、導入は完了です。
のちに判明したことですが、手持ちのH3C製のスイッチでは小型ONUを収容して使うことができました。
スピードテスト
導入できた以上、あとはどのくらいスループットがあるのか、スピードテストを試しまくりました。以下、小型ONUはスイッチに収容し、インターネットマルチフィードのtransix DS-Lite経由での計測です。
↓下り432.71Mbps、上り879.14Mbps。下りが思ったほど伸びません。
ESXi(Celeron G3900)に乗ってるOpenWrt CC x86のVMにDS-Liteをやらせているやつ。はっええ。 https://t.co/tOGKCQXviZ #speedtest
— F@L (@falms) January 17, 2017
↓下り756.72Mbps、上り720.32Mbps。Sumidaのdenpa893さんのサーバが強いことに気付く。
回線が1Gbpsとなると、計測するサーバの空き具合にも大きく影響されるな。denpa893さんはサーバ側のトラフィックも公開されているので、タイミングを見計らいやすい。 https://t.co/Sa1nCiX52w #speedtest
— F@L (@falms) January 18, 2017
↓下り816.58Mbps、上り729.97Mbps。混んでない時間帯を狙って、下り800Mbpsオーバーを記録する。
ついに下り800Mbps超えた!これ以上は、自分で速いサーバ用意したりしないと無理かも。 https://t.co/Yo8Ssp5iqI #speedtest
— F@L (@falms) January 18, 2017
Speedtest.net を使うにも、同時に同じサーバで計測している人がいると影響を受けるため、計測するタイミングやら、サーバやらの選択は重要だと思い知りました。100Mbpsの回線だと、TsukubaのSoftEther Corporation一択だと思っていました。