OpenWrtの最新版、Chaos Calmer 15.05のRC1が公開されましたので、今回もBHR-4GRVにWZR-HP-G450H用OpenWrtをインストールしました。
使用したファイルは以下のもの。
https://downloads.openwrt.org/chaos_calmer/15.05-rc1/ar71xx/generic/
> openwrt-15.05-rc1-ar71xx-generic-wzr-hp-g450h-squashfs-tftp.bin
今回から、ファイル名にOpenWrtのバージョンがつくようになったんですね。分かりやすくて助かります。
さて、今回のRC1では、Known Issuesが二つ書かれています。どちらもopkgにかかわる箇所ですので、早々に修正しておきます。
– libusb-1.0 is currently not installable (#19668). This is already fixed in svn. This can be manually fixed by applying the changes from r45702 by hand.
libusb-1.0と書かれていますが、どうやらパッケージ名の途中に dot が含まれるパッケージの追加・削除に問題があるようです。
https://dev.openwrt.org/changeset/45702
上記のコミットを参考に、修正を行います。以下のコマンドをtelnetなりsshなりで接続後に実行してください。
sed -i -e 's/\$(echo \$(basename \$1) | cut -d. -f1)/$(basename ${1%.*})/g' /lib/functions.sh
– the targets feed is part of opkg.conf, and will produce warnings. It is save to remove from /etc/opkg.conf.
次は opkg update 実行時に出る警告で、targetsというフィードが404で存在しないというものです。こちらはWeb UIから編集しました。
[System]→[Software]を開き、[Configuration]タブを開くと /etc/opkg.conf の中身が表示されているので、 src/gz chaos_calmer_targets から始まる行を # でコメントアウトすれば、次回 opkg update 実行時から警告は出なくなります。
上記2つの修正後、しばらくいじってみてますが、特に問題には遭遇していません。
Barrier Breakerからの変更点で気付いたことといえば、 以下のようなものがあります。
- luci-app-openvpn パッケージが復活している
- LuCI上で設定をいじれるため、楽。挙動がcorruptedだと言われて以降、自動ではビルドされないようになっていました。
- LuCIのヘッダー(Status, System, Service, Networkが並んでいるところ)をクリックしても、サブメニューをクリックしない限りはページが移動しなくなった
- BBではマウスオーバーでサブメニューが開く仕組みだったため、タッチデバイスではサブメニューを開くのが困難でした。タップしたらいきなりページ移動してしまっていたので。
- openvswitch パッケージが登場
- まだインストールまでしかしていませんが、OpenFlowスイッチをお手軽に作れるのであれば、万々歳ではないかと思っています。
ひとまず、openvswitchで遊ぶあたりから始めようかと思います。