一万円ちょっとで買える、VLAN対応の16ポートスイッチ NETGEAR GS116E が、いつの間にやらWeb GUIに対応し、Windows以外でもブラウザを使って設定変更できるようになっていました。
同社のProSafe Plusシリーズのスイッチには、以前からVLANやQoS、ポートミラーリングなどの機能が備わっており、安価なスイッチの中では人気があったように思います。ただ、多くのレビューでは、その欠点として「設定はWindowsアプリケーションからのみ」という制限が挙げられていました。
GS116Ev2/JGS516PE Firmware Version 2.0.1.8
http://kb.netgear.com/app/answers/detail/a_id/24472
しかし、1月のファームウェアアップデートによって、16ポートのGS116Eにおいて、Web GUIのサポートが追加されています。8ポートのGS108Eには同機能を含むアップデートは(今のところ)ないようです。もうすぐ国内販売が開始されるGS105Eにもないでしょう。
残念ながらTelnetやSSHでの接続には対応していないのですが、これでひとまずWindows縛りは緩くなったでしょう。購入時にはこのファームウェアは入っていないと思われるため、初回アップデート時にはWindowsが必要です。
以下、いくつかスクリーンショット。
パスワード入力後のトップ画面。Switch Nameにシングルクォートを入れると、Web GUIを開けなくなりました。そんなときはWindowsアプリケーションから設定しなおしてください。
ポートミラーリングの設定。Destination Portが一つしか設定できないため、みんなでパケット眺めて勉強、ということはできなさそうです。Sourceは複数設定可能。
リンクアグリゲーションの設定。LAG対応機器の持ち合わせがないため、試せていませんが、LAGに対応している模様。ちなみに、8ポートのGS108EはLAG対応していません。
802.1Q VLANの設定。Tagged VLANを使ったことがなかったので、今回初めて試してみました。ポート16のみTaggedにし、その先にはVMware ESXiが繋がっています。今のところ、問題なく動作しています。
もちろんPort Based VLANにも対応しているので、単にネットワークを分けたいだけの場合にも使えます。
あまりにもこのアップデートが言及されてないように思えたので、ブログに書いてみました。NETGEARの日本語ページにも書かれていればいいのに。