OpenWrt on BHR-4GRV + Android USB Tethering。

一言で言えばタイトルのとおりです。BHR-4GRVでOpenWrtが動きました。
Twitterに書いてる人はちらほら見かけましたが、ブログに書いてる人がいなかったので書いておきます。

BHR-4GRVは対応ハードウェアに載っていませんでしたので、定義追加して動けば御の字、という感じでBHR-4GRVをずいぶん前に新品購入しました。
機種の定義だけでもOpenWrtのコミッターになるのもいいなぁ などと妄想していたのですが、構成を調べれば調べるほど似通った機種が存在することが分かり、

trunkをビルドしてみたらそのまんま動きました。なんと・・・。
というわけで、その似通った機種は WZR-HP-G450H です。ファームウェアをそのまま流用可能でした。
動作したことを確認してすぐに気づいたのですが、その頃には既にAttitude Adjustmentのbetaも公開されており、WZR-HP-G450H用のビルドもダウンロード可能な状態でした。普通にダウンロードして使えばよかったものを、気づかずにビルドしてました。

現在、使用しているファームウェアは以下のもの。
http://downloads.openwrt.org/attitude_adjustment/12.09/ar71xx/generic/
> openwrt-ar71xx-generic-wzr-hp-g450h-squashfs-tftp.bin

BHR-4GRVはWZR-HP-G450Hと同様、Atheros AR7242なので400MHzとまずまず。
Flashが32MBでRAMが64MBあるため、パッケージを追加して遊ぶ程度には特に問題ないスペックを持っています。
WZR-HP-G450H用をそのまま流用し、かつBHR-4GRV用の定義がAttitude Adjustmentの12.09時点で存在しないため、WZR-HP-G450Hとして認識されます。WebUI(LuCI)から見ても、/proc/cpuinfoなど見ても。
特に変な挙動なども見られないため、問題はないと勝手に判断しています。

国内で容易に入手可能な有線ルーターという、非常に都合の良い機種だと思います。
あとは、中古で出回ればもっと手を出しやすいのでしょうけど、あまり見かけません。

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ついでの話題、AndroidのUSBテザリングをOpenWrtから扱う方法。

詳細は
http://wiki.openwrt.org/doc/howto/usb.tethering
に記載されているのですが、要は kmod-usb-net-rndis (とその依存関係のパッケージ) をインストールすればusb0というインターフェースが見えるようになります。

あとはそのusb0をwanとして指定してDHCPでの取得を行えば、上流がAndroidテザリングのルーターとして使えますし、lanにブリッジしてやれば、OpenWrtにルーティングをさせることなく、別の機器にルーティングを任せることもできます。
ただし、Android自身のNATは止められないと思うので、ここがボトルネックにはなるでしょうね。

ということで、BHR-4GRV、なかなか遊べるルーターです。

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